どうぶつしょうぎ盤![]() |
どうぶつしょうぎの盤は縦4マス×横3マスの12マスです。 マスには名前が付いています。左上のマスは A1となっていて、右下のマスは C4 になっています。 また一般的に下側が先手となっており、上側が後手となっています。 |
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どうぶつしょうぎの開始![]() |
駒の初期配置は左図のようになっています。 盤面にある駒は、「ひよこ」と「ぞう」、「きりん」、「ライオン」があります。 (参考)盤面にはありませんが、その他の駒としてはひよこの裏側に書かれている「にわとり」の駒があります。 にわとりについては後で説明します。 |
ゲームの進め方 | 先手と後手が自分の駒を交互に動かします。 これを「指す」と言います。 どちらかが勝つか、または引き分けになるまで、交互に指すようにします。 それぞれの駒の動かし方は後で紹介します。 |
駒の取り方 | 自分の駒を相手の駒のいる場所に動かすと、 その駒を盤上から取り除き、自分の駒(これを持ち駒と言います)とすることができます。 |
駒の打ち方![]() |
取った駒は自分の番のときに、自分の駒として盤上に置くことができます。 盤上の駒がないところであれば、どこにでも置くことができます。 例え、行き先のない場所(左図であれば、A1, B1, C1の場所)でも駒を置くことができます。 持ち駒を盤上に置くことを「打つ」と言います。 左図では盤上に駒がありません(実際のゲームのときにはありえません)ので、どこへでもひよこを打つことができます。 |
勝ち方 | 相手のライオンを取ると勝ちになります。 また、トライして勝つこともできます。 トライについては後で説明します。 |
引き分け | 同じ局面(盤上の駒配置と持ち駒、手番)が3回現れると引き分けになります。 これを先日手と言います。 本将棋では、4回同じ局面が出ると引き分けになりますが、本将棋の先日手のルールと異なりますので、注意してください。 (1) 引き分けの例 開始画面 ---- 1回目 1 ▲C3キリン 2 △A2キリン 3 ▲C4キリン 4 △A1キリン ---- 2回目 5 ▲C3キリン 6 △A2キリン 7 ▲C4キリン 8 △A1キリン ---- 3回目 --- ここで引き分けになります --- (2) 引き分けのパターン2 開始画面 ---- 1回目 1 ▲B2ひよこ 2 △B2ぞう 3 ▲B3ぞう 4 △C1ぞう 5 ▲A4ぞう 6 △B2ひよこ 7 ▲B3ひよこ 8 △B3ひよこ 9 ▲B3ぞう 10 △B2ぞう 11 ▲A4ぞう 12 △C1ぞう 13 ▲B3ひよこ 14 △B2ひよこ --- 2回目 --- ここでは引き分けになりません --- 手番を考慮していないと引き分けになります 15 ▲B2ひよこ 16 △B2ぞう 17 ▲B3ぞう 18 △C1ぞう 19 ▲A4ぞう 20 △B2ひよこ 21 ▲B3ひよこ 22 △B3ひよこ 23 ▲B3ぞう 24 △B2ぞう 25 ▲A4ぞう 26 △C1ぞう 27 ▲B3ひよこ 28 △B2ひよこ ---- 3回目 --- ここで引き分けになります --- |
図中の青色の枠は動かす駒、赤色の枠は動かせる場所を示しています。 | |
ひよこの動かし方![]() |
「ひよこ」は前に1個だけ動かせます。 将棋の歩と同じ動きになります。 |
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にわとりの成り方![]() ![]() |
ひよこは一番奥まで動かすと「にわとり」になります。 先手(下側)ではA1, B1, C1 の位置にひよこが来たときになります。後手はA4, B4, C4 の位置になります。 左上図のひよこを赤色枠の位置(B1)に動かすと左下図のように、にわとりになります。 将棋の歩兵がと金になるのと同様です。 |
にわとりの動かし方![]() |
「にわとり」は斜め後ろ以外の6方向へ動かせます。 将棋のと金と同じです。 |
ぞうの動かし方![]() |
「ぞう」は斜めの4方向へ動かせます。 将棋の角行と同様ですが、1マスしか動けません。 |
きりんの動かし方![]() |
「きりん」は縦横の4方向へ動かせます。 将棋の飛車と同様ですが、1マスしか動けません。 |
ライオンの動かし方![]() |
「らいおん」は縦横斜めの8方向へ動かせます。 将棋の王将と同じです。 |
どうぶつしょうぎには、禁じ手(指してはいけない手)はありません。 | |
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2ひよこ、行き先のない駒打ちも可能![]() |
「2ひよこ(左図はB4ひよこ、B3ひよこ、B1ひよこの3ひよこになっている例)」や「行き先のないひよこ打ち(B1ひよこ)」も指すことができます。 将棋で言う「二歩」になります。将棋では禁じ手になっています。行き先のない駒打ちも将棋では禁止されています。 なお、左図にある「三ひよこ」はひよこの駒が2枚しかありませんから、残念ながら、できません。 |
打ちひよこ詰めも可能![]() ![]() |
打ったひよこでライオンを詰めることも可能です。 左図では先手がC2にひよこを打つと、後手はどのような手を指しても次の先手の番でライオンが取られます。しかし、このC2ひよこ打ちの手も可能です。 詰めるとは相手がどのような手を指しても自分が勝つことを言います。 将棋では打ち歩詰めは禁じ手になっています。 |
連続王手の先日手も可能 | 連続王手の先日手も可能です。引き分けになります。 将棋では連続王手の先日手は禁じ手となっています。 |
![]() トライと勝ち方 ![]() |
ライオンが一番奥まで行くことを「トライ」と言います。 このトライの位置はひよこがにわとりに成る位置と同じです。 トライして次の手でこのライオンが取られなければトライした側が勝ちとなります。 左図では先手のトライに対して、後手はトライしたライオンを取ることができませんでしたので、先手の勝ちとなります。 |
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どうぶつしょうぎのイラストは、「素材屋じゅん」様の素材を使わせていただいております。
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